メインイメージ

セサミンと一緒に摂りたいコエンザイムQ10

セサミンとコエンザイムQ10は相性が良い

ゴマ由来の健康成分で、生活習慣病の予防やアンチエジングに効果があることで注目を集めているセサミン。
ゴマで1日に必要なセサミンを摂取するには3000粒が必要と言われているので、サプリメントで愛用している方も多いことでしょう。

同じく健康に良いことでテレビや新聞広告などで紹介されている栄養素に、コエンザイムQ10があります。
普段耳慣れない栄養素で、しかもその効果が広告などでは説明されていないため、どのような効果があるのかよく分からない方も多いと思います。
実は、セサミンとコエンザイムQ10は相性が良く、一緒に摂取すると相乗効果を発揮します。
今回は、セサミンとコエンザイムQ10の相乗効果についてお話します。

コエンザイムQ10とは

詳しい説明(クリックで展開)

コエンザイムQ10は体のあらゆる細胞や血液中に存在しているため、別名を「至る所に存在する」という意味のユビキノンと言います。
コエンザイムQ10は、細胞内のミトコンドリア内膜に存在し、エネルギーを生産する際に電子を伝達する酸化還元型の補酵素として作用します。
そのため、ビタミンと同じ作用があるビタミン様物質として、ビタミンQと呼ばれることもあります。

コエンザイムQ10の作用

詳しい説明(クリックで展開)

私たちが体内でエネルギーとするのは糖質、脂質、たんぱく質の三大栄養素です。
これらの栄養素は体内でATP(アデノシン三リン酸)に変換され、エネルギーになります。
コエンザイムQ10は三大栄養素をATPに変換する作用を活性化する補酵素で、コエンザイムQ10があることで効率よくエネルギーが生産できるようになります。
また、コエンザイムQ10は抗酸化物質としても作用し、ミトコンドリアがエネルギーを生産する際に発生する活性酸素※1を除去する作用があります。

※1 活性酸素とは電子が欠損し物質として不安定な酸素のこと。他の物質と結合して物質としての安定化を図るため、普通の酸素に比べ化学反応が早い性質があります。

コエンザイムQ10は加齢で減少する

詳しい説明(クリックで展開)

コエンザイムQ10は、私たち人間をはじめ動物の体内で合成ができます。
しかし、人の場合はその生産量は20代がピークで、40歳を過ぎると急激に低下します。
その結果、エネルギー代謝※2が低下して疲労が蓄積しやすくなり、肝臓に脂肪が蓄積しやすくなります。
また、細胞内の活性酸素の除去が低下するため、細胞の老化や免疫力も低下します。

※2 代謝とは、ある物質を体内の化学反応で、別の性質の物質に変えること。

コエンザイムQ10の摂取量

詳しい説明(クリックで展開)

コエンザイムQ10は体内で合成ができるため、必須栄養素ではありません。
そのため、摂取の基準は特に設けられていませんが、一般的に1日当たり60~100mgが目安とされています。

コエンザイムQ10は細胞がある動植物やその加工品から摂取が可能ですが、最も多くコエンザイムQ10を含んでいるイワシでも100gあたり6.4mgしかありません。
また肉類では牛肉が100gあたり3.1mgなので、目安とされる100mgを摂取するには3kg以上も食べなければなりません。
そのため、コエンザイムQ10の補給はサプリメントが効果的です。

セサミンとは

詳しい説明(クリックで展開)

セサミンはゴマリグナンと呼ばれるポリフェノール性物質の一種で、ゴマ全体の僅か1%にも満たない栄養素です。
セサミンは油に溶ける脂溶性の抗酸化物質と、女性ホルモンのエストロゲンと分子構造が似た植物エストロゲンとしての作用を併せ持っています。

セサミンはそのままでは抗酸化物質としてほとんど作用しませんが、体内に吸収され肝臓に運ばれると、カテコール体に代謝され抗酸化物質として活性化します。
また、セサミンは自身が抗酸化物質として作用する以外に、体内で生産されるグルタチオンや、栄養素として摂取するビタミンEの抗酸化作用を強化する作用もあります。

セサミンとコエンザイムQ10の相乗効果

セサミンとコエンザイムQ10も、共に脂溶性の抗酸化物質として作用します。
また、コエンザイムQ10もビタミンEの抗酸化作用を補強する作用があります。
そのため、セサミンとコエンザイムQ10の相性は良く、一緒に摂取すると相乗効果を発揮します。
セサミンとコエンザイムQ10を一緒に摂取すると、体にどのような作用をもたらすのか詳しく見てみましょう。

動脈硬化の予防

セサミンとコエンザイムQ10は脂肪を減らす

詳しい説明(クリックで展開)

動脈硬化を引き起こす血中の中性脂肪や悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールは、肝臓で脂肪が蓄積すると分泌量が増えます。
コエンザイムQ10はエネルギー代謝の補酵素として作用するので、肝臓のエネルギー代謝を高め脂肪を減らします。
セサミンは、脂肪からエネルギーを取り出す際に必要な脂肪酸β酸化系酵素や脂肪酸酸化系酵素の発現を増やす作用があり、脂肪の燃焼効率を高めます。

セサミンとコエンザイムQ10は動脈硬化を予防する

詳しい説明(クリックで展開)

また動脈硬化は、血中の中性脂肪やLDLコレステロールが血管に付着し血栓を作り、活性酸素で過酸化脂質化するとリスクが高まります。
過酸化脂質化した血栓は自らも活性酸素を放出し、血管内の組織を傷つけ繊維化し、血管が硬く脆くなります。

コエンザイムQ10やセサミンは、中性脂肪やLDLコレステロールの酸化を抑えるビタミンEを活性化する働きがあるので、血栓ができにくくなります。
また、セサミンは小腸でのコレステロールの吸収を阻害すると共に、肝臓でのコレステロールの合成も阻害する効果があり、血液をサラサラにして血流を良くします その結果、動脈硬化のリスクが軽減します。

肌の老化予防

コエンザイムQ10は皮膚の細胞を活性化する

詳しい説明(クリックで展開)

皮膚はケラチンと呼ばれる特殊な薄いたんぱく質で覆うことで、ウィルスの侵入や乾燥から皮膚の内側の組織を守っています。
このケラチンを作る基底層が加齢などで活力を失うと、皮膚のターンオーバーが遅れ、肌荒れの原因となります。

また、真皮の保湿成分であるコラーゲンの合成が加齢などで低下すると、コラーゲンの量が減りシワの原因になります。
コエンザイムQ10は皮膚やコラーゲンを作る線維芽細胞にエネルギーを与えるため、肌を活性化し、若々しい肌を保てるようになります。

セサミンとコエンザイムQ10が紫外線による皮膚の劣化を防止

詳しい説明(クリックで展開)

また、皮膚は紫外線によって発生する活性酸素から皮膚の下の組織を守るために、メラニン色素を合成し紫外線を吸収しますが、これが沈着するとシミの原因になります。
コエンザイムQ10とセサミンは、肌で抗酸化物質として作用するビタミンEを活性化します。

また、セサミンは皮膚の細胞で抗酸化物質として作用するグルタチオンを活性化し、同じく皮膚の細胞内で抗酸化物質として作用するコエンザイムQ10と共に活性酸素を除去します。
その結果、皮膚で発生する活性酸素が減り、シミや皮膚の老化を予防できます。

骨粗しょう症の予防

詳しい説明(クリックで展開)

骨粗しょう症は、多くの場合更年期を迎えた女性が体内で生産されるエストロゲンが減少すると発症します。
女性はエストロゲンが新陳代謝※3に関与しているため、エストロゲンが減少すると骨の新陳代謝が低下し、骨の形成より分解の方が進み、骨がスカスカになってしまいます。

※3 新陳代謝とは、古い細胞を分解し、細胞分裂で新しい細胞に入れ替えることで、組織の機能を保つ生理現象のこと。

セサミンは植物エストロゲンとしての作用があるため、更年期で減少したエストロゲンの代用となり、骨の新陳代謝を改善します。
また、骨の形成にはカルシウムの他に、骨に弾力を与えるコラーゲンの合成が必要です。
コエンザイムQ10は、骨のコラーゲンを合成する細胞に活力を与え、骨のカルシウムとコラーゲンの接合を促進するので丈夫な骨を作れるようになります。

まとめ

コエンザイムQ10はエネルギー生産の際に補酵素として作用し、さらに抗酸化作用のある成分です。
コエンザイムQ10は体内でも合成ができますが、加齢で減少するのでサプリメントなどで補うのが効果的です。
セサミンとコエンザイムQ10は共に抗酸化作用があり、同じ抗酸化物質のビタミンEの働きをサポートする効果があります。

セサミンとコエンザイムQ10を一緒に摂取すると、体脂肪を減らし動脈硬化を予防すると共に、肌の老化予防や骨粗しょう症の予防にも効果を発揮します。
セサミンとコエンザイムQ10は、あなたの健康維持にとても相性が良い組み合わせなので、サプリメントなどでぜひご活用ください。

この記事に関連する記事はこちら