メインイメージ

セサミンで糖尿病予防

セサミンは糖尿病対策になるの?

ゴマに含まれる栄養素で、生活習慣病の予防に効果があることで人気のセサミン。
生活習慣病の代表格に糖尿病がありますが、セサミンは糖尿病対策にも効果があるのでしょうか?
今回は、セサミンと糖尿病の関係についてお話します。

糖尿病とは

詳しい説明(クリックで展開)

糖尿病とは、食物として体内に吸収したグリコーゲン(ブドウ糖が)がエネルギーとして細胞に吸収されず、高血糖の状態が続いてしまう病気です。
血中のグリコーゲンは、すい臓のランゲルハンス島のβ細胞からインスリンが分泌されると、細胞の受容体が感知し、グリコーゲンを細胞内に吸収します。

しかし、インスリンの分泌が減少するか、細胞のインスリン受容体の感受性が低下すると、グリコーゲンが細胞に吸収されず、高血糖の状態が続くようになります。
糖尿病は、初期症状で殆ど自覚症状が現れません。
しかし、糖尿病が悪化すると合併症として様々な成人病を引き起こします。

糖尿病は様々な成人病の要因になる

詳しい説明(クリックで展開)

砂糖を加えた水がドロドロになるのと同様に、高血糖だと血液がドロドロになります。
血液の粘性が増すと、それを押し出すため心臓に負担が掛かり、血圧が上昇します。
血管は、平滑筋と呼ばれる筋肉でできています。
血圧が上昇すると血管の筋肉に負担が掛かり、それが続くと硬直化して動脈硬化になります。

また、血液がドロドロになると血栓ができやすくなり、毛細血管を詰まらせます。
毛細血管が詰まると周囲の細胞に栄養や酸素が届かず、壊死を起こします。
その結果、毛細血管が多い目や腎臓では失明や腎不全を引き起こし、さらに酷くなると手足の末梢から壊疽が起こり、最悪の場合手足を切断しなければならなくなります。

糖尿病の原因は肝脂肪の蓄積

詳しい説明(クリックで展開)

糖尿病の原因はすい臓で生産されるインスリンの分泌が減少するか、細胞のインスリン受容体の感受性が低下するかですが、その元凶は肝機能の低下にあります。
肝臓は、生体のエネルギーを生産する器官です。
肝臓はインスリンの指令を受け、糖質を細胞内のミトコンドリアに取り込んでエネルギーを生産しますが、余分な糖質は脂肪に変換します。
肝臓に脂肪が増えると、肝臓の細胞内は常に糖質で満たされている状態になるので、インスリンの命令通りに糖質が取り込めなくなります。

それを解決するために、すい臓からさらに多くのインスリンが分泌されます。
その結果、常に体内にインスリンが分泌されている状態が続き、細胞のインスリン受容体の感度が鈍り、さらに細胞が糖質を取り込まなくなるという悪循環に陥ります。

また、すい臓が大量のインスリンを分泌し続けると負担が掛かり、今度はすい臓でのインスリンの生産力が低下します。
その結果、細胞に糖質が取り込めなくなるので、血糖値が下がらなくなり糖尿病になります。

セサミンは肝機能を高め糖尿病を予防する

セサミンはゴマ由来の栄養素で、ゴマリグナンと呼ばれるポリフェノール性物質の一種です。
セサミンは油に溶ける脂溶性の抗酸化物質で、主に肝臓で作用する特性があり、肝機能を改善する効果があります。
セサミンはどのように肝臓で作用し、糖尿病予防に効果があるのか、詳しく見てみましょう。

肝機能低下の原因は活性酸素

詳しい説明(クリックで展開)

細胞のミトコンドリアが栄養素と酸素を取り込んでエネルギーを生産すると、その副産物として活性酸素が※1発生します。
肝臓は生体のエネルギーを生産する器官なので、大量の活性酸素が発生します。
活性酸素は肝臓の組織と結合すると変質させ、その機能を喪失させます。
肝臓で活性酸素が増えると肝機能が低下し、エネルギーの生産力も低下するので糖尿病の原因となる肝臓の脂肪が増えます。

※1 活性酸素とは電子が欠損し物質として不安定な酸素のこと。他の物質と結合して物質としての安定化を図るため、普通の酸素に比べ化学反応が早い性質があります。

セサミンは活性酸素を除去する

詳しい説明(クリックで展開)

肝臓は自ら抗酸化物質を生産したり、栄養素として抗酸化物質を摂取したりすることで活性酸素を除去します。
しかし、加齢などが原因で肝臓での抗酸化物質の生産が減少すると、活性酸素の除去が間に合わなくなり、肝機能の低下に拍車が掛かります。
セサミンは肝臓で抗酸化物質として作用すると共に、肝臓で生産される抗酸化物質のグルタチオンや、同じ抗酸化作用のある栄養素のビタミンEを強化する効果があります。

その結果、肝臓の活性酸素の除去が促進され、肝機能が改善します。
肝機能の改善でエネルギー代謝※1が活発になり、肝臓に蓄積した脂肪が減少するので細胞が糖質を取り込めるようになります。

※1 代謝とは、ある物質を体内の化学反応で、別の性質の物質に変えること。

セサミンは肝臓の脂肪を減らす

詳しい説明(クリックで展開)

セサミンは肝臓に蓄積した脂肪からエネルギーを取り出す際に必要な、脂肪酸β酸化系酵素や脂肪酸酸化系酵素の発現を増やす効果があります。
また、セサミンは脂肪を合成する際に活性化する、脂肪酸合成酵素を抑制する効果もあります。
その結果、肝臓の脂肪が減少し、糖尿病の予防に繋がります。

まとめ

糖尿病は、肝臓に脂肪が蓄積して血中の糖質が細胞に取り込めなくなり、細胞のインスリンの感受性が低下し、インスリンを製造する膵臓の機能が低下すると発症します。
セサミンは肝機能低下の原因となる肝臓の活性酸素を除去し、肝臓での脂肪燃焼を高めることで糖尿病の元凶となる肝脂肪を減らします。
生活習慣が乱れ肥満傾向にある方は、糖尿病予防にセサミンがおすすめです。

この記事に関連する記事はこちら