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セサミンを含むゴマリグナンとは(ゴマリグナン/セサミンはゴマリグナンの一種/セサミン以外のゴマリグナン(セサモリン/セサモール/セサミノール/エピセサミン)

ゴマリグナンとはどんな成分?

ゴマから抽出され、高い健康効果で知られるセサミン。
ネットなどでセサミンを検索すると、セサミンはゴマリグナンの一種であるという記述が多く見受けられます。
ところで、ゴマリグナンとはどのような成分なのでしょうか?
今回は、セサミンを含むゴマリグナンについてお話します。

ゴマリグナンとは

ゴマリグナンのリグナンとは、植物に含まれる化合物のことで、必須アミノ酸のフェニルアラニンを基に生成されるポリフェノール性の物質です。
リグナンは女性ホルモンのエストロゲンと分子構造が似ている場合が多く、植物エストロゲンとして作用します。
また、体内で発生する活性酸素※1を除去する、抗酸化物質としても作用します。
つまりゴマリグナンとは、ゴマに含まれるポリフェノール性の物質の総称です。

活性酸素※1(クリックで展開)

※1 活性酸素とは電子が欠損した物質として不安定な酸素のこと。他の物質と結合して物質としての安定化を図るため、普通の酸素に比べ化学反応が早い性質があります。

ゴマリグナンに含まれる成分

ゴマリグナンはいくつかの成分の総称で、セサミンはゴマリグナンの50~60%を占める栄養素です。
それ以外にも、ゴマリグナンは複数の成分が存在していますが、セサミンに比べ含有量が少ないため余り注目されていませんでした。

しかし近年の研究結果で、他の成分にも強い健康効果があることが分かってきました。
ゴマリグナンの中で、セサミン以外に健康効果が高い成分は以下の4つです
(1)セサモリン
(2)セサモール
(3)セサミノール
(4)エピセサミン

セサモリン

詳しい説明(クリックで展開)

セサモリンもセサミンと同様に、抗酸化作用とエストロゲン様物質の作用を持つ栄養素です。
セサモリンはセサミン同様に、全てのゴマ製品に存在しています。
セサミンほど安定はしておらず、熱や消化でセサモールとセサミノールに分解されることで効果を発揮します。

セサモール

詳しい説明(クリックで展開)

セサモリンが加熱分解されるとセサモールとなり、セサミンと同様に強い抗酸化物質として作用します。
ゴマを焙煎すると、ゴマの中でセサモールが増え、色の濃いゴマ油ではセサモールが豊富です。
また、抗アレルギー作用があることでも知られています。

セサミノール

詳しい説明(クリックで展開)

セサミノールはゴマの種子の中に、糖の分子が結合したセサミノール配糖体として存在しています。
体内に入ると腸内細菌が糖を分解し、セサミノールになります。
水には難溶性ですが、油には良く溶ける脂溶性を示します。
焙煎しないで作るゴマ油に多く存在し、白いゴマ油が酸化し難いのもセサミノールの作用です。

エピセサミン

詳しい説明(クリックで展開)

ゴマ油を精製する過程で、セサミンが変化して生まれる物質です。
セサミンと左右対称の分子構造を持った、立体異性体です。
また、別名をアサリニンと言い、抗結核菌作用があります。

エピセサミンは、セサミンに比べ抗酸化作用は弱い傾向にありますが、一方でマウスを使った実験では脂肪酸の代謝はセサミンより強い影響を与える結果が出ています。
市販されているセサミンのサプリメントでは、エピセサミンが混入していてもセサミンとして販売されている商品もありますが、作用上は大きな違いはありません。

まとめ

ゴマリグナンはゴマに含まれるポリフェノール性の化合物で、抗酸化作用と植物エストロゲンの作用があります。
セサミンはゴマリグナンの主成分で、それ以外の有効成分としてセサモリン、セサモール、セサミノール、エピセサミンがあります。
セサミンが直接体に作用するのに対し、他の栄養素は何かしらの作用を受けた後にセサミンと同様の抗酸化作用を発揮します。

また、エピセサミンはセサミンの立体異性体で、セサミンより抗酸化作用は低い一方で、脂質の代謝への作用は強い性質があります。
どの栄養素も体にとても良い影響を与えるので、健康維持にサプリメントや普段の食事でゴマを有効活用してください。

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