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セサミンはトクホに承認されているのか?

トクホに承認されているセサミンはあるの?

ゴマ由来の栄養素で、その高い健康効果から最近人気が急上昇しているセサミン。
セサミンを含有したサプリメントが各社から販売されていますが、トクホの承認を得ているセサミンはあるのでしょうか?
今回は、セサミンとトクホについてお話します。

トクホとは

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トクホとは「特定保健用食品」の略で、平成3年に厚生委労働省の下で制度化されました。
摂取すると身体の生理機能や活動に作用し、健康維持や増進に役立つ食品に対し、厚生労働所の定める要件を満たした場合、許可制で認可される制度です。

トクホの承認が得られると、医薬品として誤認されない範囲で、広告表記などで特定の健康効果を謳うことができます。
トクホの承認を得るには厳しい審査が必要なため、トクホの承認を得た食品は健康効果が認められることになります。
ただし、医薬品ではないので、即効性はありません。

セサミンはトクホに承認されているのか?

平成30年5月現在、トクホの承認を得ている食品は1,084品目あります。
トクホでは、特定の健康効果ごとに、その効果を発揮する栄養素が挙げられています。
消費者庁が発行する『トクホごあんない』2017年度版では、セサミンはトクホの承認を得た健康効果を発揮する栄養素に挙げられてはいません。

ネットの情報では、セサミンはトクホとして承認されているとの情報がちらほらありますが、セサミン自体はトクホで効果が認められた栄養素ではありません。
また、トクホの承認を受けた食品で、セサミンを明確に使用している食品もありません。
しかし、今後承認される栄養素になる可能性は十分にあります。

トクホは時間も費用も掛かる

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トクホの承認を得るには、人による臨床試験など様々なデータの提出が必要です。
トクホの認定を受けた食品の6割が、臨床試験で2000万円以上の費用を投じています。
また、申請から許可取得までに最低で2年、長いと5年も掛かります。
一方、トクホの承認を得ると、その信用性から商品の売り上げが顕著に上がることも統計データから見受けられます。

そのため、トクホの承認を得ている食品の多くが、資金的に余裕のある大企業に偏っている弊害があります。
もちろん、セサミンも大手企業が手掛けていますが、中小企業も多くあります。
トクホの承認を得るか得ないかは、企業の戦略と懐具合に依るところが大きいと言えます。

セサミンはトクホの承認を得ていないが健康効果は高い

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セサミンがトクホの承認を得ていないからと言って、効果が無いと言えばそうではありません。
トクホの承認はあくまで販売する企業の戦略に依るところが大きく、トクホの承認を得なくても、その効果が世間に認知されている栄養素もたくさんあります。
例えば、アブラナ科の植物に含有されているグルコシノレートは高い解毒効果があり、WHO(世界保健機関)でも、その摂取が推奨されている栄養素です。
しかし、トクホで承認される栄養素の中には含まれていません。

セサミンの効果

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セサミンは、脂溶性の抗酸化物質として体内に作用し、生活習慣病の予防や、アンチエイジングに効果を発揮します。
また、セサミンは女性ホルモンのエストロゲンと分子構造が似ている、植物エストロゲンの一つに挙げられます。
そのため、女性ホルモンの減少で起こる更年期障害の諸症状を緩和する効果があります。

トクホの承認を得るには、特定の健康効果に限ってその効果を謳うことになります。
健康効果の範囲が広いセサミンは、トクホの承認を得るには不向きな栄養素と言えるかもしれません。

まとめ

セサミンは平成30年現在、トクホで承認を受けている栄養素ではなく、セサミンを使用したトクホの食品もありません。
トクホの承認は販売する企業の申請が必要で、長い年月と費用が掛かります。
また特定の健康効果に限定されるため、健康効果の範囲が広いセサミンはトクホには不向きな栄養素と言えます。

ただし、セサミンの健康効果自体は高いので、今後企業が特定の分野に絞りトクホの承認を得る可能性は否定できません。
トクホの承認を得ていなくても、セサミンは健康効果の高い栄養素なので、毎日サプリメントなどで摂取すると、健康維持に役立ちます。

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