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セサミンと免疫抑制剤の併用は?

セサミンと免疫抑制剤の併用は大丈夫?

医者から処方される薬の中には、他の薬品や食品と一緒に摂ると、効果を打ち消したり、逆に亢進して体に負担を掛けてしまったりする組み合わせがあります。
医者から処方される薬の中に、免疫抑制剤があります。
果たして、健康食品であるセサミンと免疫抑制剤を併用しても大丈夫なのでしょうか?
今回は、セサミンと免疫抑制剤の関係についてお話します。

免疫抑制剤とは

詳しい説明(クリックで展開)

免疫抑制剤とは、体内で過剰に反応してしまう免疫系を抑制する薬剤です。
臓器移植での免疫系の拒否反応の抑制や、身近なところでは女性に多い関節リウマチの進行抑制、潰瘍性大腸炎の治療に使用されます。
免疫抑制剤は、治療の対象となる症状以外の免疫系にも広く作用してしまうため、他の組織の感染症などのリスクを高めます。
また、肝臓や腎臓などにも障害が出るなどの副作用のリスクが高いので、医者の処方が必要です。

免疫抑制剤の作用

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ウィルスや細菌などの異物が体内に侵入すると、免疫系が指令を出し、白血球が異物を攻撃したり、貪食細胞が異物を食べて分解したりして、その排除を試みます しかし、何かしらの原因で体内に必要な物質や組織が免疫系に異物とインプットされると、その排除を行うようになります。
一度免疫系に異物とインプットされると、その取り消しが困難になり、生体の維持に必要でありながら、排除を行う異常行動が常態化してしまいます。

免疫抑制剤は、過剰反応する免疫系の作用を阻害することで、体への負荷を軽減する医薬品です。
一言で免疫抑制剤と言っても、複雑な免疫系のどこに作用するかは処方される薬によって異なります。
医者に免疫抑制剤を処方されたら、どのような薬や食品と一緒に摂取してはいけないか、指導を受ける必要があります。

セサミンと免疫抑制剤の関係

セサミンの作用

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セサミンはゴマから抽出される栄養素で、医薬品として使用される成分ではありません。
また、セサミンは体内に吸収されると肝臓に運ばれ、そこでカテコール体に代謝※1されることで抗酸化物質として作用します。
肝臓はエネルギーの生産や鉄の貯蔵を行う際に、大量の活性酸素を放出します。
活性酸素※2は肝臓の組織と結合するとその機能を喪失させ、肝機能低下を招きます。
セサミンは肝臓で抗酸化物質として作用することで活性酸素を除去し、肝機能改善に効果を発揮します。

※1 代謝とは、ある物質を体内の化学反応で、別の性質の物質に変えること。
※2 活性酸素とは電子が欠損し物質として不安定な酸素のこと。他の物質と結合して物質としての安定化を図るため、普通の酸素に比べ化学反応が早い性質があります。

セサミンは免疫抑制剤と直接関与しない

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肝臓は免疫系の最後の砦とも言われ、解毒のために様々な免疫機能が作用しています。
セサミンは肝機能全体を向上させることで、肝臓の免疫機能も改善します。
そのため、セサミン自体が免疫系に直接作用するわけではないので、免疫抑制剤と直接関与することはありません。

それでも気になる方は、医者から免疫抑制剤を処方された段階で、セサミンとの併用が可能かどうか確認した方が良いでしょう。

まとめ

免疫抑制剤は過剰に反応する免疫系の作用を抑制しますが、症状以外の免疫機能も抑制するため、感染症のリスクを高め、腎臓や肝臓に負担を掛ける副作用の強い処方薬です。
そのため、作用を干渉し合う他の医薬品や食品との組み合わせに細心の注意が必要です。

セサミンは医薬品ではなく、ゴマに含まれる栄養素です。
セサミンは肝機能を改善することで、体の免疫機能を改善する効果がありますが、直接作免疫系に用するわけではないので、免疫抑制剤の作用と関わることは殆どないと考えられます。
しかし、免疫抑制剤は種類が多いので医者から処方された場合は、セサミンとの併用が可能かどうか確かめることをお勧めします。

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